NLPトレーナー@山浦修明です。

wordpressで構築しているこの新しいサイトのプログラミング。
ほぼ作業を終え、あとは細かい手直しをするのみとなりました。

NLP:Neuro Linguistic Programming:神経言語プログラミングは
文字通り、脳の情報処理のプロセスをプログラミングします。

Programmingには、いろんな日本語訳が付与されているんですが
NLP開発者リチャード・バンドラー博士の著書を読んでみると
いわゆるコンピュータのプログラミングと同じニュアンスで
この言葉を使っておられることが伺えます。

NLPは、日本においてよく「心理学」というカテゴリーで紹介されていますが
Programmingというネーミングからも感じるように
既存の精神分析や心理学とは全く違った視点で
人というものを見つめます。

日本語訳はされていないのですが
バンドラー博士の比較的新しい本に、ある女性のエピソードが紹介されています。

彼女は、いわゆる密室恐怖症でした。
車、エレベーター、列車などに乗るとパニック状態になるだけでなく
家の窓も、いつも開けっ放しでないと生活できない状態です。
そんな彼女ですから、精神科の医師もお手上げで
バンドラー博士の元に委ねられて来たんです。

彼女は昔、ペルーへバカンスで行ったときに
テロリストに誘拐されました。
空港で襲われ拉致されてホテルへ連れていかれました。
そして、そのホテルで爆弾テロが行われ
その後すぐに小型飛行機に乗せられて次の目的地にテロリストとともに・・・。
テロリストは、お決まりの目なし帽に機関銃を持っています。

ところが・・・。
小型飛行機の中で、”持病”であるひどいパニック発作が彼女に起こります。
ただ単に恐怖で騒ぐというのではなく
ひどいパニック発作が彼女に起きたわけです。
これには、さすがのテロリストたちもたまったものではありません。

テロリストたちは急遽、滑走路に飛行機を降ろし
窓を開けて、彼女を落ち着かせざるをえませんでした。

そんな体験をした彼女。
ず~っと現在まで、
密室恐怖症による苦痛によって通常の生活を営めない状態が続いています。

そんな彼女を、精神分析や心理学では、どのようにケアするでしょうか?
テロリストに誘拐されたことによるPTSDと診断されることでしょう。
そして実際に、
彼女は「密室恐怖症」と医師たちにラベリングされました。

ところで。
バンドラー博士によれば、
恐怖症(Phobia)と不安神経症(Anxiety)は、明確に違うもの。

恐怖症は、ある特定の刺激に対する過剰な反応であり、
NLPでいうところのアンカーといえるでしょう。
ほんの一瞬の刹那的な、しかもたった1回の体験で
脳が自動的に自分自身にプログラミングするのが恐怖症。
特定な刺激への自動反応プログラム=アンカーです。

不安神経症は、より長いプロセスを経て脳が自らプログラミングするもので
特定の刺激に反応するものとは、違います。

さて。
さきほどの、小型飛行機の中でテロリストたちを悩ませた彼女。

彼女の話しを一通り聴いたバンドラー博士は、
まず最初に、どのようなリアクションをしたのでしょうか・・・。

Now I thoght that funny, and I laughed….

バンドラー博士、これは奇妙で面白い話しだって思って
彼女を笑っちゃうわけです・・・!
で、当然彼女は、ひどくムカついて
「ちっともfunnyじゃない」と言い返します。

 実は、バンドラー博士が笑っちゃうところから
既にセッションは始まっているんですが・・・。

傾聴するとか、共感するとか、苦しみを共有するとか
お決まりワンパターンの心理ナントカにとらわれないバンドラー流NLP。
それは、
お涙頂戴の物語にして刹那的に癒されるだけで苦しみや症状を引きずるよりも
確実にいち早く彼女を幸せにするんだというバンドラー流のLOVE。

おかしさに笑ってしまうバンドラー博士。
それに対してムカっと反発する彼女。
その彼女に対してバンドラーは続けます。

「小型飛行機の中でテロリスト達を恐怖に陥れたあなたのパニック発作を
滑稽で面白い話しだって思いません?
おまけにテロリストたちは、あなたを機関銃で撃つこともなく
あなたを飛行機の外に放り出して解放したじゃないですか。
申し訳ないとは思うけど、
この話しは、私にとっては滑稽でおかしい。
だけどね、
あなたが、この話しを滑稽でおかしいって笑うことが出来るまで
あなたは、これから先もずっと、苦しまなければならなくなりますよ。」

バンドラー博士は、よくこんな事をおっしゃいます。
「ユーモアは、大きな変化を生み出す価値あるものだ」

もし、昔に体験した辛いことを笑い飛ばすことが出来たとしたら
恐れや心配を引き起こしている神経学的な構造が変わります。

多くの人が、
「いつか、その思い出が笑い話になったなら・・・」と言います。
そんな人に、バンドラー博士は、こう言うことでしょう。
「なんで、その”いつか”まで待たなきゃいけないのかね?」

さて、自らのパニック発作によってテロリストを恐れさせ
無事に解放された彼女。
その彼女の”密室恐怖症”を、
バンドラー博士はどのようなNLPでアプローチしたのでしょうか。

これまた、奇想天外な方法なんです・・・!

セラピールームで、リラックスさせて
傾聴して共感してお花畑なラポールの中で
もっともらしいNLPワークをするわけがありまっせん。
なんたって、自由自在ユーモア満載なバンドラー博士ですから・・・!

バンドラー博士による彼女への奇想天外なNLPセッションは
続きの記事で、またお話いたします。
どうぞ、お楽しみに・・・!

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それでは、また・・・!